Earthdawn アドベンチャーログ：森の奥の白き花
Earthdawnを久しぶりに遊びつつ普及するとして、
その昔に遊んだセッションのログを公開していく事にしました。
アドベンチャーログであれば、初版も4版も（歴史的なシナリオでなければ）
あまり関係ないしね！いや、昔のセッションとか忘れているので、
改めて文章を少し整えながら読んでいるとEarthdawnやりたくなるなぁ。
『今は伝説の時代。今日の英雄は、明日の伝説となる』
－スロール王国ヴァルラス三世王
異世界より到来した異形の者・・・ホラー。
彼らに全世界が蹂躙された大災厄（スカージ）と呼ばれる暴虐の時代。
４００年にも渡る暴虐の時代は終わりを告げ、世界は夜明けを迎えた。
そして、悪辣なる支配者であるセラ帝国を駆逐するのにも成功した。
だが、各地には様々な異形達が顰み、古の繁栄は夢、幻の如く。
バーセイブ地方の住人は、未だセラ帝国の脅威に対抗しながらも、
己の住む世界を必死に異形の者から守り抜こうとしていた。
過去の英雄、過去の伝説・・・それは、現代の冒険者達の未来の姿。
また、未来に於いて語り継がれるバーセイブ地方中央、
盗賊都市クラタスに住む彼らの話でもあった。
【森の奥の白き花】
これは、私達のとある冒険の記録です。
バーセイブ中央に位置する大都市クラタス。
北をタイロン山脈、南を広い森に挟まれたこの街は、
この地方随一の商業都市であると共に、
既に生きた伝説と化している"一つ目の"ガルシークという
盗賊の率いる盗賊達に支配される都市なのです。
私の名前は、シャナン。
そんなクラタスで冒険家業を営むトゥスラングです。
私も昔は空賊として空を旅していましたが、
所属していた旅団も解散し、今はクラタスで冒険者として口に糊する毎日。
そして、仲間はトゥスラングの文化に全く興味が無く、理解も無い。
・・・あぁ、喉が渇く。
実は、このクラタスにある冒険者達の繋がりの一つ
"緑紅の風"に繋がっている私達六人組は、
繋がりの長であるカドスというドワーフが経営する
緑紅亭にご厄介になっています。
時折、仕事の紹介をして貰ったり、ちょっとした荒事をする代わりに、
格安で宿に泊まらせて貰っているという事ですね。
この街で暮らすのであれば、こういう繋がりは欠かせません。
今日もベルベルとカミールがどんな厄介事を引き起こすかと思うと・・・
いずれ、飛空船を手に入れて旅団を再興するまでの辛抱ですね。
そんな折り、カドス殿から人探しの依頼を受けます。
探し相手は、テスラというオークの剣匠。
なんでも、両親の残した借金の為に義理の弟カリルを
商人に奪われる羽目になり、その借金の返済の為、
無謀を承知で南の森の高価な花「クルーフェリタ」の
群生地に行ってしまったそうです。
南の森の群生地とやらは、数十年前からエスパグラという怪物が生息しており、
二日経っても戻らない事を心配した弟が、商人から更なる金を借りて、
姉を救出する事を依頼してきたとの事です。
イグニアが己の境遇とオーク姉弟を重ね合わせて半泣きです。
私も臆病ではないですが、ラスパグラは、ちと厄介ですね。
ですが、セイルとヴェルナーはさっさと行く準備をしてますし。
こういう時は早いですね。あの二人。
そして、ベルベルとカミールは、予想通り、ワクワクウキウキです。
まぁ、私も反対する強い理由は無いので、行きましょう。
カドス殿、クルーフェリタの売り先は確保しておいて下さいよ。
道中は、予想通りの大変さでした。
群生地の目印である「オーブリーの遺跡」の付近で戦った巨大な角熊には、
私と仲間の勇猛さを見せつけてやる事が出来ましたが、
少なからずの傷も負いました。
ただ、そうした遭遇と探索の結果、テスラ殿は無事発見。
近くで、クルーフェリタを１５本も発見したのは、良かったのですが、
奥まで行ったカミールが二体のラスパグラを連れて来た時には、
本当に見捨てて逃げようかと思いましたよ。
テスラ殿とセイルが気絶し、多くの傷も負いましたが死者無く、
エスパグラを退治できたのは、運も実際にあったのでしょう。
この街で過ごすのであれば、日頃の行いから運を良くするのは、
とても重要です。私の日頃の行いに、皆、感謝して貰いたいものです。
全員生きて緑紅亭へと帰還しましたが、
私達もただ働きをするわけにもいかず、クルーフェスタで得た金を分けると、
テスラ殿が弟を取り戻すだけの資金には、まだ足りませんでした。
人生は世知辛い。
そして、カドス殿が私達に、
テスラ殿と同行での新しい仕事を紹介するのですが、
一日ぐらいは休日は欲しい所です。
ああ、水浴びがしたい。
でもね。仕事があるだけいいという時もあるんです。
カドス殿、次は、どんな仕事ですか。
■PC紹介
・騎兵／検匠／戦士／空賊／盗賊／理論魔術師の６人パーティ
・イグニア
（ドワーフ・女性・騎兵・２３歳・黒髪・１２０cm・６０kg）
「死んだ両親から鍛えられた軍馬を受け継ぐが、１５００シルバーの借金も引き継いだ不幸な頑丈娘」
・セイル
（人間・男性・検匠・２６歳・ダークブラウン・１８２cm・７１kg）
「物静かで人情深い美形の剣士だが、恐ろしいぐらい鈍感」
・ヴェルナー
（人間・男性・戦士・２５歳・銀髪・灰色の瞳・１８０cm・７０kg）
「無口で意思の弱いという戦士に見えないが、実は腕が立つし役にも立つ」
・シャナン
（トゥスラング・男性・空賊・２４歳・１７０cm・１０３kg）
「神経質だが、パーティ内一の働き者。トゥスラングの文化の無理解に悩む日々」
・ベルベル
（ウィンドリング・女性・盗賊・３０歳・金髪・緑眼・45cm・10kg）
「流れ者の気楽なウィンドリング。パーティのムードメーカーで働き者」
・カミール
（ウィンドリング・男性・理論魔術師・２２歳・緑髪・４０cm・１０kg）
「好奇心旺盛で気まぐれで金に汚いが魔法の腕は立つウィンドリングの魔術師」
Earthdawn 4thのPlayer's Guideの最初の読み進め方
前回、Earthdawn 4thのPlayer's Guideの目次を掲載しました。
それでは、これをまず遊んで見るためには、どの様に読み進めるか、
という事を今回は書いてみようと思います。
PLとして遊ぶのであれば、
魔法使い系をやらずに（魔法のルールの分覚える事増えるから）、
以下の順で読んでみるといいんじゃないかなと。
17. サンプルキャラクター／SAMPLE CHARACTERS
→どんなキャラクターで遊べるのかを読んでみる。
個人的な好みはTroll Sky RaiderとT'skrang Swordmasterです。
04. 名づけ手の種族達／NAMEGIVER RACES
→どんな種族が居るのかな〜、と眺めるレベルで良いです。
自分が遊ぶサンプルPCの種族を簡単に理解しておけばOK。
06. ディシプリン／Disciplines
→ディシプリンは職業というより「生き方」として、Earthdawn
では扱われていますが、最初は、そこまで拘らなくても良いかと。
こちらも、自分が遊ぶサンプルPCのディシプリンを簡単に理解しておけばOK。
（高サークルの説明とか読まないでもOK）
07. タレント／TALENTS
→タレントは、PC達が持つディシプリンに応じて身につける
「魔法の能力です」。サンプルPCが持つタレントを理解すれば、十分。
一方、技能／SKILLSは、魔法が介在しない純粋な能力ですが、
名前の通りの内容なので、章は見なくてもOK。
03. ゲームコンセプト／GAME CONCEPTS
→ここがゲームルールのポイントなんですが、全部読まなくてもOK。
最初からP37のKarmaまで読んでおけばいいかも。
その先は、興味があれば。
12. 戦闘／Combat
→Earthdawnの戦闘システムは古き良き（？）抽象戦闘なので、
ルールはそんなに複雑ではないです。オプションルールは、
余裕があったら読むとして、最初からP380まで読んでおけばいいかな。
これで、ルール的には、Earthdawnが遊べる様になります。
システム的なEarthdawnらしさって、何回も遊んで慣れていく感じで
いいんじゃないかな、と思っています。
16. バーセイブ／BARSAIVE
→Earthdawnの世界観を楽しむのは、
日本語でも既に展開されている情報を読むだけでも
世界観は掴めると思っています。
ただ、余裕があれば、この章を読むと、
荒々しくも英雄を求めるBarsaiveの世界をより
身近に感じることが出来るでしょう。
Earthdawn 4th Player's Guideの目次紹介
本気でEarthdawnの4thを遊ぶのであれば、
ルールブックを読み進めないと、という事で、
どうせ読み進めるのであれば、その過程を共有する事で、
仲間を増やそうと思ったり。
Earthdawnの4thは、Player's GuideとGame Master's Guideの
二分冊になっているのですが、読まれるのは断然Player's Guide
だろうという事で、まずはこちらから。
Player's Guideも524Pあると圧巻ですね。
なかなか読むのが大変だと思いますが、
各章ごとに読んでこちらに共有していく事にしましょう。
以下、目次です。
（章番号は、自分が分かり易いように勝手につけました。
また、訳は、1版の日本語訳は、覚えている範囲で合わせてますが、
ズレていると思いますが、ひとまず読み進める事を優先で）
Earthdawn 4th Player's Guide
TABLE OF CONTENTS
目次
--------------------
a. クレジット／CREDITS
b. キックスタータークレジット／KICKSTARTER CREDITS
c. 目次／TABLE OF CONTENTS
01. 導入／INTRODUCTION
02. サドルボーンへ至る／TO THE SADDLE BORN
03. ゲームコンセプト／GAME CONCEPTS
04. 名づけ手の種族達／NAMEGIVER RACES
05. キャラクター作成／CREATING CHARACTERS
06. ディシプリン／Disciplines
07. タレント／TALENTS
08. 技能／SKILLS
09. 魔法の働き／WORKINGS OF MAGIC
10. 魔法の使用／Spell Magic
11. 召喚／Summoning
12. 戦闘／Combat
13. 道具とサービス／Goods and Services
14. 伝説の構築／BUILDING YOUR LEGEND
15. パッション／PASSIONS
16. バーセイブ／BARSAIVE
17. サンプルキャラクター／SAMPLE CHARACTERS
18. インデックス／INDEX
--------------------
読み進めていくのに、翻訳を載せる訳ではなく、
今後、読む人の手助けになれば、と思います。
旧版を知っている方からすると、ルールブックはシンプルなので、
データブック的に利用すればいいんじゃないかな、と思ってます。
最近のゲーム生活模様
最近の携帯でのマイゲーム（よく遊んでいるゲーム）は、
スクストとアズールレーンとFGOです。
スクストは、そこそこレベルと強さもいっているけど、
アズールレーンとFGOは初心者で楽しんでます。
（進めると強くしないといけないからイベント周回で楽しむ日々です）
白猫は二軍で、他にもインストールはしているのだけど、
あまり開く余裕がなく、容量切れでアンインストール、が続く日々。
個人的には、この間遊んだFlowerとかStormboundとかReignsとかは
センスがヒカル秀作な感じでした。
また、たまにTime Lockerも遊びます。楽しい。
家庭用ゲーム機は、楽しそうだと思いつつも、
１ゲームを楽しむのにやりこまなきゃいけない時間を費やせない。。。
Give me hoursという感じですね。
家庭用ゲーム機にいくのなら、
それよりVRでオープンフィールド型のゲームを一日中没頭したい。
面白いゲームがあったらTwitterで教えて下さい。
シャドウランの5版はゆっくりと待つのです
『シャドウラン 5th Edition』発売延期について | Shinkigensha Web
という事で、シャドウラン 5th Editionは、春の発売になる予定。
編集と誤字脱字たっぷりのルールブックになるぐらいなら、
数ヶ月は全く気にならなく待つのですよ。
なにせ、この手のルールブックは、発売されたら次は数年から十数年以上
待たないと次の版は出ないですからね。
まぁ、誤字脱字レベルなら刷上げで直る場合は多いですけどね。
日本語版の4thまでは結構遊んでいましたが、
英語版の5thは、手を出していないので、
日本語版から5thは手を出そうと思います。
4thとルールの親和性が高いらしいので、その点はありがたいですね。
しかし、シャドウランは継続してサポートされているので、
ネットでも情報がたくさんあるのがいいですよね。
久々に、色々とシャドウラン関連コンテンツ読みながら、楽しい。
Canlさんによるシャドウラン展開史
http://shadowrun.html.xdomain.jp/SR5/srhis.html
@trickenさんによる版の来歴
[SR]Shadowrunの概説と版の来歴 - Falletin' Souls
久しぶりに4thの日本語リプレイシリーズも読んでみようかな。
TORGリヴァイズド エディションが届いた！
遅れるかな？と思ったけど、
予定通りにAmazonから届きました。やったー。
最初に開いたコズム毎に1Pを割いたマンガにテンション上がる。
とりあえず数年振りな感じなので、
自分の遊んだ記憶を思い出しながらルールブックを読み耽りました。
昔のルールと異なっている点は、注釈を付けてくれている親切設計。
まだ、カード等は開いていません。
誰か有料でいいからスリーブ／パウチ化してくれないでしょうか。。。
やはりTRPGは買ったら遊ばないと、
という事で春に遊ぶかな。
TORGは、色々な遊び方が出来ると思うのですが、
私の場合は、シンプルにナイル帝国でヒャッハー！と正義（？）の
ヒーローを遊ぶスタイルか、複数のレルムを渡り歩きながら、
レルムとコアアースの現地事情を混ぜながら遊ぶのが好きでした。
そして、ヒーロー物は最近、遊ぶルールも増えているので、
やはりレルムを渡り歩き矛盾と戦いながらレルムランナーの強さ
に驚きながら・・・という遊び方をしたいですよね。
ここ数年の経験を活かすのであれば、
アイル→ニッポンテック→オーロシュ
的なマンハント的な物とか面白いかなー。
どうせならリヴァイズドから説明増えた
サーコルドとスタースフィアも少し盛り込んだり、と。
各勢力が絡むお話こそが燃えますよね。
よーし、シナリオ作り始めよう、っと。
皆も買おう！そして、私は、もう少し買うぞ！ｗ
最近のEARTHDAWN情報を調べてみた
TORGもいいゲームなんだが、やっぱり遊びたいよね、EARTHDAWN。
という事で、簡単に最近のEARTHDAWN情報を調べてみました。
というか、英語だけど、Wikipediaにまとまっています。https://en.wikipedia.org/wiki/Earthdawn
ポイントとしては、この様な感じになります。
（クラシックとかThe Age of Legendは置いておいて）
1993年（初版）FASAから出版（日本語訳も出ている）：400年間の大災厄が明けて50年後。セラ戦争前
2001年（第2版）Living Room Gamesが出版
2009年（第3版）RedBrickが出版
2012年（改訂第三版）FASA Gamesが出版
2015年（第4版）FASA Gamesが出版：バーセイブでのセラ戦争終結の5年後
4版の書籍版は、thalionさんのBlogで紹介されています。
http://d.hatena.ne.jp/thalion/20160530/p1
FASAのEarthdawnのページは、こちら。
http://fasagames.com/earthdawn-whatis/
FASAのEarthdawnの販売サイトは、こちら。
http://fasagames.com/catalog/index.php?main_page=index&cPath=1_102
4版は、今年、やってみようかな、と思います。
久しぶりのバーセイブの旅に出てみたい。それに本当に良いゲームなので、
昔の情報へのリンクをまとめてみる作業もしてみようかな、と考えています。
流石に20年近くの歴史で、
多くのサイトが閉鎖（自分の過去のサイト含めて）してますね。
歴史ですな・・・そんな中、今も更新されている方は、本当に凄いです。
そして、最近、4版の日本語化の噂など出ているらしい・・・まじか。
■アースドーンの情報を日本語で掲載されているページメモ
CanIさんのページ
http://shadowrun.html.xdomain.jp/
姫由さんのページ
http://www1.interq.or.jp/kiyu/
[アーカイブ]EARTHDAWN JAPAN
https://web.archive.org/web/20060504023158/http://www.earthdawn.jp/index.html
[アーカイブ]アースドーン普及委員会
http://web.archive.org/web/20050910031703/http://www2.odn.ne.jp/~caj40140/toshi-hol/edf/
[アーカイブ]時遊館
http://web.archive.org/web/20031205172444/http://home7.highway.ne.jp/jiyukan/gorakusitu/gorakusitu.htm
[アーカイブ]告死天使の遊技場
http://web.archive.org/web/20060629092035/www3.osk.3web.ne.jp/~azurairl/
[アーカイブ]TRPGBOXのEARTHDAWN関係記事
（いやぁ、しかし、スタートキットの翻訳掲載させて貰ったの、19年前なんだね。(^^:）
https://web.archive.org/web/20000308111928/http://members.aol.com:80/teradad/edmain.htm
